本業もありながら、さらに転職活動や副業を行うためには、時間のやりくりが重要になります。
本業も残業が多い、通勤に時間がかかるなどという場合は、
時間がネックになり転職活動や副業を諦めてしまう人もいます。
筆者はこれまでも比較的残業の多い仕事をしてきましたが、
そういったなかでも業務以外の活動にも、常に何かしら取り組んできました。
筆者の実体験も含めて、本業が忙しいなかでも転職や副業の時間を作り出す方法をご紹介します!
転職・副業共通の時間の作り方
まずは転職・副業どちらに取り組む場合にも活用できる共通の時間の作り方についてご紹介します。
スキマ時間を活かす方法
多忙な日々を送る中で、「副業したい」「転職活動したい」と考えている方は、スキマ時間を見逃さないことが大切です。
例えば、通勤時間や昼休み、家事の合間など、日常生活の隙間を効率的に活用しましょう。
筆者はそれぞれ必要なタスクを洗い出し、どのタスクをどこでどのようにやるか細かく決めています。
例えば転職活動であれば、求人を探すことは通勤中などの隙間時間にスマホでできますし、
お昼休みのカフェなどでは、ある程度できあがっている書類や面接で話す内容のチェック、
話す内容の要素出しなどを行っていました。
逆に職務経歴書の作成など、家でじっくりと時間をとって行う必要があるものは休日や終業後に行っていました。
このように必要なタスクを洗い出し、それぞれどの場所でどのようにいつやるかを決めると、
効率よく進めることができます。
これは副業でも同じことが言えます。
忙しい人が転職活動をしたり、副業を続けるためのヒント
時間を「つくる」ことを意識する
副業や転職活動においては、効果的に時間を管理するだけではなく、「時間を作る」気持ちも重要です。
忙しいと感じている時こそ、自分の生活や仕事の中で無駄な時間はないか再検討し、
効率的に仕事をこなす工夫を凝らしましょう。
また、副業や転職活動は、長期的な視野で考え、少しずつでも進めていくことが重要です。
短期間で結果を出そうとして焦るのではなく、コツコツと積み重ねていく心持ちが大切です。
自分にとって本当に大切なことを考える
時間が限られている中で、何に優先順位をつけるためには、
自分にとって何が大切なのかを理解していることが前提になります。
「副業で収入を増やしたい」「転職でキャリアアップを図りたい」といった具体的な目標を設定し、
その目標を達成するためには何が必要かを見極めることが重要です。
そうすることで、より意味のある活動に時間を使うことができます。
怒りや不満などのマイナスな気持ちをエネルギーに変える
現状に対する不満やストレスを感じている場合、それをネガティブな感情として捉えるのではなく、
ポジティブな変化を起こすための刺激と考え、エネルギーに変えましょう。
不満を感じることは、現状に満足していないということであり、それが変化を求める強い動機になります。
負の感情を「絶対に転職してやる」「絶対に副業で成功してやる」という強いエネルギーに変えて、
副業や転職への一歩を踏み出すきっかけにしましょう。
転職や副業によって叶えたい未来を思い描く
副業や転職活動において、目標達成のためには、その先にある理想の未来を具体的に思い描くことも有効です。
「脱サラして自由な働き方を手に入れたい」「収入を増やして家族をもっと支えたい」といった
具体的なビジョンがあることで、モチベーションの維持や困難を乗り越える力になります。
目標に向かって一歩ずつ進み、望む未来を手に入れるための行動を起こしましょう。
本業で燃え尽きない
本業でがんばりすぎないことも重要になります。
本業のほかに転職や副業に取り組む際には、何かしら現職に不満があったり、
足りないものがあって変えたいという場合がほとんどかと思います。
それであれば、その現職に必要以上に固執する必要はないかと思います。
周りに迷惑をかけないように必要な仕事はこなしつつ、
できるだけ省エネで過ごし、残業はしないように効率的に仕事を行うことが必要です。
また、意味のない会議のときなどは、転職や副業のことを考えるなど、
ほどよく緩急をつけながら取り組むことも必要です。
休むときは休む
自分の状態をきちんと把握することも重要です。
つい頑張りすぎてしまうこともありますが、本業のほかに転職活動や副業もして、
家事など生活に必要なこともしているため、自分で意識していなくてもかなり負担がかかっています。
もし疲れが溜まっていると感じたら、きちんと休むことも必要です。
やろうと思っていたことができていないと焦ったり自分を責めてしまうこともあるかと思いますが、
普段からがんばっている自分を認め、少しくらいは休むと決めてゆっくり休むことも
本業以外の活動を続けていく上では重要です。
また、集中力が落ちたり健康に害がある場合もありますので、睡眠はあまり削らないことをおすすめします。
転職をする際の時間の作り方
続いて、転職をする場合に特に有効になる考え方をご紹介します。
有給休暇をうまく利用する
有給休暇を活用することも転職活動では有効です。
面接は平日の日中に行われることが多く、現職との調整が必要になります。
一次面接などは人事や現場の人が調整をしてくれて、終業後の夕方に面接をしてくれるケースもありますが、
最終面接は役員や社長などが面接に出てくるケースも多く、ピンポイントで日時を指定されるケースもあります。
もちろん再調整が可能な場合もありますが、日程調整をしている間に他のライバルの選考が進み、
その人で決定してしまうというリスクもあります。
今いる会社よりも、次のキャリアを優先されることをおすすめします。
半休や時間休が取得できる場合は面接の時間だけでも休みが取れると効率的です。
また、転職先が決まった後に引き継ぎ後に有休消化をするケースが多いですが、
次の会社の入社まで2〜3ヶ月程度ということが一般的ではあるので、
引き継ぎも踏まえると、たくさん有給が残っている場合には、
選考中も少しずつ消化し始めると、すべて消化し切ってから転職をすることが可能になります。
エージェントを活用する
エージェントをうまく活用することも、転職活動を効率的に活用する上で有効です。
自分の代わりに選考の日程調整や企業とのやりとりを行なってもらえたり、
求人を探したり選定する手間が省ける、効率的に書類添削や面接対策を行なってもらえるなどのメリットがあります。
ただし、自分に合うエージェント・担当者を見つけ、自分の希望の進め方を見つけてエージェントにも
説明・調整する必要があるので、慣れるまではある程度、時間と手間がかかってしまうかと思います。
納得のいく転職にするために割くべき手間や時間と、効率化できるものの見極めが重要になります。
副業をする際の時間の作り方
続いて、副業をする場合に特に有効になる考え方をご紹介します。
時間がない人の副業選び
時間が限られている人は、始めやすく、短時間で成果が出やすい副業を選ぶことが大切です。
例えば、短期間で完結するプロジェクト型の仕事や、スキルに応じて選べるクラウドソーシングの仕事が適しています。
他にもライティングやWebデザイン、プログラミングなど、スキルを活かして在宅で行う仕事は、
空いている時間に好きな場所で作業することができ、効率良く収入を得ることが可能です。
副業を効率よくこなすためには、自分の得意分野や興味がある分野を選ぶことで
モチベーションを保ちながら取り組むことができます。
転職活動と副業の両立方法
転職活動と副業を同時にこなすことは、十分に可能です。
ただし、本業もあり、転職も副業もとなるとかなり時間は限られますので、
ご自身の状況や意向を整理し、転職と副業それぞれにどのくらいの時間や労力を割くかは
考えておくことでスムーズに進められるかと思います。
また、どちらにも取り組む場合は特に、できるだけオンラインを活用することも効率化につながります。
面接をできるだけオンラインで行う、副業もできるだけ在宅で時間も調整できるものにするなど工夫が必要です。
ただし、例えば転職の面接では、対面の面接の方が企業の雰囲気などを事前に知れる可能性もありますので、
場合によっては効率だけを優先させるのではなく、目的を意識して行動することが大切です。