転職と副業、どっちが自分に向いているのか迷うことがありますよね。
どちらもそれなりに時間と労力がかかりますが、本業も続けながら取り組む場合、
さらにかけられる時間と労力が限られます。
時間や労力の配分を決めるときに参考にできる考え方を筆者の実体験も含めてお届けします！
結論：どういう人がどっちに向いているか
結論としては、その人の状況や意向によって変わってきます。
筆者のおすすめは、転職活動が早期（２〜３ヶ月程度）に終わりそうな人や、
現職のままでは時間がまったく取れない人、いまの職場があまりにも合わなさすぎる人は
まずは転職活動を優先するのがおすすめです。
逆に転職活動が長期化しそうな人、例えば転職先への希望が高めな人や現職もそれなりに悪くないと思えている人、
いまのままでもそれなりに副業に時間を取れる人は、
長い目で転職活動を続けつつ、副業も始めてしまうのが良いかと思います。
また、将来独立して個人で事業をしたり会社を立ち上げたい人は、事業の内容やご自身のこれまでの経験によって、
副業で自分の事業の立ち上げを優先するか、立ち上げたい事業に関連しそうな仕事に転職するのがおすすめです。
転職にかかる期間や難易度は求人の数や自分が募集要件を満たしているかなどからもある程度推測できますが、エージェントに相談をしてみるのもおすすめです！
考えを整理するために、まずは転職と副業のメリットとデメリットから見ていきましょう。
転職のメリットとデメリット
転職のメリットは、現在の大きな収入源となっている本業の
収入や、職種の転換、労働環境を大きく向上させられる可能性があることが挙げられます。
一方、デメリット（リスク）としては、転職時にきちんと見極めることである程度回避できるとはいえ、
転職後に会社の業績が悪化したり評価が得られないことなどが原因となり収入が下がる、
労働環境が悪化することなどの可能性もあります。
また、人間関係の再構築やその会社での実績を0からつくる必要があるということも転職した場合の負荷となります。
転職は本業を変えることになるので、良くも悪くも大きく変わるケースが多いですね
副業のメリットとデメリット
副業のメリットは、現在の本業からの安定した収入に加えて副業の収入を得られたり、
スキルや経験の獲得、自分のやりたいことを仕事にできる点です。
一方で、デメリットとしては、時間や労力がかかること、確定申告が必要になることなどが考えられます。
時間と労力の配分の考え方
どちらも確実にうまくいくという保証はないので、どちらにも挑戦できると理想ですが、
時間配分を考えるときには、次のようなことを検討されると納得した選択ができるかと思います。
転職や副業で叶えたいこと／変えたいことを整理する
まずは転職や副業で叶えたいこと、変えたいことを整理することが大切です。
その上で特に自分にとって優先度の高いものはどれなのか、優先順位をつけることがおすすめです。
なぜかというと、一度の転職や副業を始めてすぐにすべての条件を叶えるということは難しい場合が多いからです。
自分にとってどうしても譲れないことは何なのか整理することが必要です。
ちなみにこれは転職活動で求人をさがすときも同じです。
そもそも転職なのか？ということを考える上でも役立ちます。
将来像からの逆算
自分が将来どのように働いたり生活を送りたいのか考えることが重要です。
たとえば、ゆくゆくは独立したいと考えているのであれば、副業から自分の事業を始めたり、
本業で独立に役立つ仕事（例えばコンサルタントや経営関連の仕事、自分が取り組みたい業種の仕事）に就くなど、
自分の理想の将来像に近づける選択をすることが大切です。
叶えたいこと別の例
収入をあげたい
「転職でも副業でもどちらでもいいけれども、とにかく収入を増やしたい」という方は、
現在の自分の転職力がどの程度あるか客観的に見てみると参考になります。
エージェントに登録して無料のカウンセリングを受けて、自分の考えの整理をしたり、
自分が受けられそうな求人を紹介してもらって検討することも有効です。
転職で年収があがる可能性が高い人は、まずは転職活動に注力をして、
転職先が決まってから副業を始めると、本業での年収アップを狙いつつ効率良く進められるかと思います。
一方で、転職をしてもあまり年収が変わらなさそうな人や、
現職よりも良い求人がなかなか見つからないという場合は、転職活動が長期戦になる可能性が高いです。
その場合は、じっくりと良い求人が出るのをチェックしつつ、副業も始めてみると、
たとえ転職しないことになっても、副業で収入を増やすことができます。
働く環境を変えたい
働き方を変えたい場合です。
副業系の情報商材などでは、「家やカフェなど好きな場所で1日（1週間で）●時間だけ働いています」
などといったことが書かれているのをよく目にします。
こういった労働く環境が一番大切という人もたくさんいると思います。
実際、私も働く環境は非常に重視しますし、何を大切にするかはその人が決めることです。
ただし、この場合は会社に雇われて働くということを考えた場合には、残念ながらかなり求人数が限られます。
なかなか働く場所や時間の自由がある会社は現状少ないですし、
そういった会社は社員も辞めにくいため、求人が出づらいという状況もあります。
その場合はこういった発信をしている人たちのように個人で事業を行ったり、
転職の場合は自分がどうしても叶えたい条件を考え、いまの職場よりもマシなところがあれば受けてみると、
少しずつでも自分の叶えたい働きかたに近づいていける可能性が高まるかと思います。
ただし、この場合も転職活動が長期戦になる可能性が高いことと、
個人で事業をした方が自由度は高まるため、転職活動と副業を平行していくことがおすすめです。
さいごに
転職か副業かを考えることは、自分の働き方や生き方、時間の使い方についての考えを整理できることにつながります。
そして実際に転職活動をすれば、自分のいまの転職市場での価値がわかったり、いまの仕事や会社の良さに気づけることもあります。
副業を始めれば、今の会社以外でも価値発揮をできたり、収入を得られたりということを体感できます。
また、新たな知見やスキルも身につき、現職にも役立てたり、転職にも役立てることもできます。
まずはじっくりと自分の考えを整理して、１つ１つ行動に移していきましょう！
